適切な治療を受けずに、長期にわたって成長ホルモンの異常分泌が続いた場合は、糖尿病、高血圧症、高脂血症などを合併し、それがさらに悪化して狭心症、心筋梗塞、脳血管障害などを起こす危険性もあります。また大腸がんなどを合併する可能性も高くなります。深刻な病気を引き起こさないようにするためにも、アクロメガリーの早期発見・早期治療が大切です。
糖尿病は、原因によって4つのタイプに分類されます
- 食事や運動など、生活習慣が原因の糖尿病。日本人の糖尿病の90%以上を占めます。
- インスリンを作る細胞が破壊され、体の中のインスリン量が絶対的に足りなくなって 起こるタイプ。
- 妊娠がきっかけで起こる糖尿病。多くの場合、出産後は改善します。
- 遺伝子の異常やほかの病気が原因となって、引き起こされる糖尿病。
糖尿病はインスリンが不足したり、はたらきが悪くなることによって、血液の中にブドウ糖が増えすぎてしまう病気です。アクロメガリーになると、過剰に分泌される成長ホルモンがインスリンのはたらきを悪くしたり、肝臓がブドウ糖を作り出すのを促進してしまうため、糖尿病を引き起こしたり悪化させてしまうのです。
アクロメガリーの患者さんの3分の2は血糖値に異常があります
日本の糖尿病患者・予備軍1,600万人のうちアクロメガリーを原因とするのは4,000〜5,000人に1人と推定されますが、アクロメガリーの患者さんの約3分の1は糖尿病を併発し、もう3分の1も血糖値が高い糖尿病予備軍と言われています。このように糖尿病との関連性は高く、また高血圧をともなうことがあるため注意が必要です。
| 15年来の糖尿病が完治 50代・女性 |
| 主治医のもと、15年間糖尿病治療が行われていたがなかなか改善されず、大学病院の糖尿病外来を受診。そこでアクロメガリーを疑われ、内分泌科に紹介された。検査の結果、アクロメガリーと診断され、脳下垂体腫瘍の摘出手術を実施。 | [治療後] 手術前は空腹時血糖値200mg/dlだったのが手術後は正常値に低下。 |
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空腹時血糖値126mg/dl 以上が糖尿病です。(社団法人日本健康倶楽部の数値より。数値は医療機関によって異なります) |
※上記は一例であり、改善の度合いには個人差があります。
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二次的に糖尿病を引き起こす病気はアクロメガリー以外にもいくつかあり、アクロメガリーかどうかの一つの目安となるのは顔立ちの変化です。昔の写真と比べて、単にぽっちゃりしたという以上に額や下あごが出ていたり鼻や唇が大きくなっている場合は、疑いがあります。 |









