アクロメガリーが原因で 睡眠時無呼吸症候群になることがあります。

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アクロメガリーが原因で 睡眠時無呼吸症候群になることがあります。

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に舌などが空気の通り道をふさぐことで起こります。アクロメガリーでは、舌が大きくなり、軟口蓋(口の奥の上側の、のどに近い部分)が厚みを増すため、60〜70%の高い割合でこの症状を合併します。 軟らかい組織の肥大はアクロメガリーを治療することで解消するため、睡眠時無呼吸症候群も多くの場合、改善します。
大きくなった舌や 厚くなった軟口蓋が 気道をふさぐ
症例
睡眠時無呼吸症候群から発見
50代・男性
40歳頃から手足が肥大するとともに体重も増加し始め、10年で約8kg増加。妻から「いびきがひどい」と言われ、昼間も会議などで眠ることが多くなったため、耳鼻咽喉科を受診。睡眠時無呼吸症候群の診断とともに、顔貌からアクロメガリーが疑われ、内分泌科に紹介される。
[治療後]
手術によりアクロメガリーが完治するとともに、睡眠時無呼吸症候群も改善。
ドクターからのアドバイス
家族にいびきを指摘されたり、日中疲れやすく居眠りが多くなるという場合は、睡眠時無呼吸症候群かもしれません。アクロメガリーの場合は舌が大きくなるため、「以前に比べて話しづらい」「ろれつが回らない」「声が低くなった」という患者さんが多くいます。

大きくなった舌や 厚くなった軟口蓋が 気道をふさぐアクロメガリーが原因で 歯並びが悪化することがあります。

アクロメガリーでは過剰分泌した成長ホルモンが骨に作用するため、下あごが少しずつ前に突出します。そのため受け口になって咬み合わせが悪くなったり、歯と歯の間に隙間ができることがあります。
アクロメガリーによる歯並びの悪化・受け口を治すためには、まず原因となっている脳下垂体腫瘍を手術で取り除くなど適切な治療を行い、成長ホルモンが正常値になったのを確かめてから、矯正歯科治療および場合によって口腔外科であごの外科手術を行うことになります。 
反対咬合 以前は普通の咬み合わせだったものが受け口に変形してきた場合は、アクロメガリーの可能性があります。
症例
歯並びの悪化から発見
20代・男性
26歳で歯並びの悪化を訴え、矯正歯科を受診。矯正歯科治療でいったんは改善したが、1年も経たないうちに再び歯並びが悪化したため、他の歯科を受診。そこで内分泌科を紹介され、アクロメガリーと診断された。
[治療後]
脳下垂体腫瘍切除手術から6ヵ月後、矯正歯科治療を再開。
ドクターからのアドバイス
「半年から1年くらいで咬み合わせが変わってきた」「それまでのブリッジや入れ歯が合わなくなってきた」「しゃべりにくくなってきた」といったことも、アクロメガリーのサインです。昔の写真と比べて顔に特徴的な変化がないか、確認してみてください。

日本臨床矯正歯科医会 http://www.orthod.or.jp/

 
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