成長ホルモン(GH=Growth Hormone)は、骨や筋肉に作用して成長を促す、成長期には大切なホルモンです。アクロメガリー(先端巨大症)は、脳下垂体という器官にできた良性の腫瘍によって成長ホルモンが必要以上に分泌されてしまう病気で、手足が肥大したり、額やあごが突出したり、鼻や唇、舌などの軟部組織が大きくなります。脳下垂体に腫瘍ができる原因は、いまのところはっきりしていません。なお、日常の食事や生活習慣とは関係なく、遺伝することもないといわれています。また発症に男女差はありません。子どものときに発症することはまれですが、その場合は骨の成長にも影響し、身長や手足が異常に伸びる、いわゆる「巨人症」になります。
脳下垂体は、脳の奥にある小指の先ほどの小さな器官です。成長ホルモンのほかに副腎皮質刺激ホルモンや性腺刺激ホルモンなど、体内のさまざまな器官に作用するホルモンを分泌する、いわばホルモンの指令塔です。 この脳下垂体にできる良性の腫瘍にはいくつかの種類がありますが、中でも成長ホルモンを過剰に分泌するタイプがアクロメガリーの原因です。







