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アクロメガリー(先端巨大症)かどうか診断してもらうには、内分泌科や脳神経外科などで、成長ホルモン(GH)やインスリン様成長因子(IGF-Ⅰ)※の量を調べる血液検査を受けます。疑わしい場合には、さらにCTやMRIなどの画像診断装置で脳の検査をし、腫瘍の大きさや広がりを確認します。
また場合によっては、眼科と耳鼻科の検査も行います。アクロメガリー以外の脳下垂体腫瘍についても同様です。ただし、クッシング病については、腺腫が小さすぎてMRI検査では見つからない場合などは、「海綿静脈洞サンプリング」※※と呼ばれる特別な検査を行います。
※インスリン様成長因子(IGF-Ⅰ):細胞の増殖などを促す物質。成長ホルモンの影響で量が増える。
※※海綿静脈洞サンプリング:太ももの静脈から細いカテーテルを挿入し、脳下垂体の左右にある海面静脈洞の静脈血のホルモン値を測定する検査。

アクロメガリーに限らず、脳下垂体腫瘍の治療は手術が基本になります※。主に鼻からアプローチする方法と開頭する方法とがありますが、最近は安全で確実な方法として前者が主となっています。
※ただしプロラクチノーマだけは原則として薬による治療が第1選択です。
アクロメガリーでは、手術で腫瘍の一部が取りきれなかった場合は、薬物療法が行われます。また、年齢や腫瘍の拡がりなどで手術が困難な場合、外科手術を止められている場合や、患者さんの希望によっては、薬物療法が治療の中心になることもあります。腫瘍からの過剰なGH分泌を抑えるソマトスタチンアナログおよびドパミン作動薬、肝臓でGHの作用をブロックするGH受容体拮抗薬という3種類の薬剤があります。
プロラクチノーマに対しては、ドパミン作動薬による治療が原則として第1選択になります。
放射線治療には、手術後に取り残した腫瘍に対する補助療法として行うのが一般的です。効果があらわれるのに2~3年以上の経過を見る必要があります。放射線治療は、主に「ガンマナイフ」※「サイバーナイフ」※※の2種類が用いられています。
※ガンマナイフ:放射線の一種であるガンマ線を虫眼鏡のように一点に集めて病巣部に照射する治療法。
※※サイバーナイフ:ガンマナイフと同様、病巣部に集中的に照射する治療法。数日間に分けて分割照射することが可能。
脳下垂体腺腫は良性の腫瘍ですが、まれに再発することもありますので、手術後1年以内は3ヶ月~4ヶ月に1回のホルモン検査と年に1回のMRI検査を受けていただくことをおすすめいたします。